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河合 輝
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FF12の矛盾や苦悩に満ち満ちたヒュムの子らしいアーシェやバルフレアが好きです。
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夫に対する見解については、色々賛否両論あるだろうな~、と想いながらアップしてみました。

実は、一度、もうちょっと罪の意識が重い感じのアーシェで書き上げてはみたんです。
でも、なんだか自分の中で迷ってしまって・・・。

そんなとき、1冊の本に出会いました。

『だからあなたは今でもひとり~Mars and Venus Starting Over~』 小学館
ジョン・グレイ=著

かなーーーーり、昔に、「男は火星人、女は金星人」とかいう本を書かれた方が、
“悲しい別れのあとで、もういちど愛を手に入れたいあなたに”
という目的で書かれた本なんですけど、これを見て、
「う~~ん、アーシェは、本当に夫の死を消化してないのだろうか・・・?」
と考え直してみたのです。

以前の愛を消化していなければ、そのときに得られなかったものや、消化しきれなかった悲しみや怒り、寂しさから次の相手との関係性に悪い影響が出ますよ、ってのがジョン博士の話なんですね。
確かに、そんな気はしたのです。
悲劇のヒロインで居続けるのも、日本人的な私としては、
「いや~、めっちゃ可哀想~、でもイイ話やわ~。」
としたい気持ちもなくはないのですが、
それじゃあ、アーシェは幸せにならないだろう??
と、考え直したわけです。

うん、私のサイトでは、未来への愛をうたってみたいので、ここは消化モードで書いておきたくなったのかな。

夫ファンの方には、多少申し訳ないかなーとは思いつつ、アーシェを前に進ませることにしました。
でも、他の人を愛したからといって、夫を愛していないわけではありません。
夫との日々を愛しつつ、その対象喪失を乗り越え、「愛を求める自分」を許し、更に豊かになった心で、再び愛を育む・・・。
もちろん、簡単に割り切れるわけではなく、懐かしんでは悲しむ場面もあるでしょうし、物思いに耽ることもあると思います。
でも、そういう揺れ動きの中で、成長していくのが、人間らしいなあ、と。

お読み頂く方は、彼女に何をみて頂けたのでしょうか?
ご自身の経験と照らし合わせながら、何か感じてもらえるものがあれば幸いです。

***

さて、第2話のシチュにおいては、巳梅えり様のイラストをイメージしながらシーンをつくっております。

(アドレスはこちら)
http://wildchild.no-ip.biz/reverystar/12/060709.htm

うーん、どうだろう?
えり様に
「ちょっと!こんな話で使おうなんて、十年早いわよ!」
なーんて言われたらへこんでしまいそうですが(←傷つきたくなく早くも伏線・・・)、
どうか、ご容赦ください。(←謝ったもの勝ち??)

でも、バルフレアの切ない顔は、私の妄想をかき立て、あのオチに持っていってくれました。
えり様、本当にありがとうございます!!!

***

というわけで、webもblogも読んで下さった方、本当にありがとうございました。

これからもよろしくお願いいたします。

河合 輝








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