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FF12の矛盾や苦悩に満ち満ちたヒュムの子らしいアーシェやバルフレアが好きです。
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職場でも、「あんたキャパひろいねえ」なんて言われてチョーシこいてる私ですが、今日は久々にむかついたよ。
むかついたから、ネタにして鬱憤張らしてやる!(←は?)

▼▼▼

昨日は、お返事欄で、
「かっこつけたくて頑張ってみてて、本当にかっこいいから『かっこいいよ』って指摘しちゃうと照れちゃうような男」が好き!
なんて、書いていたんですが、今日は久々に完璧なダメ男に巻き込まれて、気分はブルー。

では、私の愚痴を、最近頻発の職場SSでど~ぞ。

***

職場SS 『Fucking scumbag』

 *

夕方、目の前の電話が鳴る。
内線のシグナルが光っていた。

「はい、河合です。」
「あっ、河合さん?オレだよ、田中。」

田中かよ!

アタシは心の中で舌打ちした。
田中ってのは、私が前の部署にいたときの男の先輩。
私より5つは上なんだけど、やることなすこと穴が多くて、しょっちゅう尻拭いさせられていた私の天敵だ。
しかも、尻拭いは大抵アタシに廻ってくる・・・。
今度はいったい何の用事だ?

「何なんですか?いったい。」
「なあ、君んところの部署って大体みんないつまで残業してる?」
「え?残業ですか?大体19~20時くらいですかねえ?」
「ホント!なあ、オレさあ、使いたい資料があるんだけど、貸してくれない?」
「え?いつですか?」
「今日。」
「はあ?」

何言ってるんだ、こいつ?
今から準備しろってこと?ていうか、今から取りに来るわけ?
アタシもう帰りたいんですけど・・・。

「あー、上司に聞いてみないとわからないんですけど・・・。」
「いや~。頼むよう~。実は借りたい理由がさ~・・・・(5分は喋る)。」

あんたが資料使う理由なんてどうでもいいよ。
さっさと済ませたいから、話切り上げてくれないかなあ?

「とりあえず、上司に聞くから待ってください。」
話半分で聞いたあげく、何か言いたそうな奴の話を途中で遮り、保留ボタンを押す。
「課長~。企画部の田中さんが、●●の資料借りたいって言ってるんですけど・・・。」
「ええ~?自分ところで探せないのかしらね?いいわよ、別に。持ち出した記録だけは残しといてね。」
保留ボタンを解除し返事をした。
「いいですよ。で、いつ来るんです?」
「あ、じゃあ19時位に行くよ。もし、君がいなければ、いいよ、あきらめて帰るから。じゃあ。」

電話を終えると溜息をつく。
先輩がこっちを見て笑っている。
「それって、『俺のこと待っててくれ』って遠回しに言ってるわよねえ。気の利かない男ね。」
「やっぱ、そうですよねー。もう、勘弁してほしいなあ。」

 *

私は18時頃からイライラしていた。
仕事は、さくさく片づけ、19時には職場を出て、途中でネタを考えて、夜にはブログを書くのが私の習慣だ。
あのやろう、仕事より大事な私のブログ時間を返せ!(←これはこれで間違っています)
仕方がないので、適当に明日の仕事にも手を着ける。
集中力があがらず能率ダウン。
ああ、能率が低い仕事なんて意味がない!ちくしょー!と、イライラしている間に、もう19時だ!!

「たく、いつまで人を待たせる気だよ?」

腹も減るから余計にむかつく。
確かに、フロアには課長も先輩も残っているし、私が残らなくても、彼らが代わりに資料を渡してくれるのはわかっている。
だからといって、自分が引き受けた役目を「帰りたい」という理由だけで、彼らに担わせるのは、私の気持ちが許さない。
やっぱり自分が最後まで片づけるべきだと、残ってはいるのだけど・・・。

それにしても、遅い・・・。
頭にきたから、携帯に電話をする。
「今、何やってんですか(怒)?」
「あ、もうすぐ行くよ~。ごめーん。」

 *

19時20分になった。
目の前の内線電話が鳴る。
「今、フロアについた。鍵開けてくれる?」
「はいはい。」
電話を切って、フロアに入れる。

「あ、待っててくれたんだ~。別に頼んでないのに~。」

ぶち。

私の中の何かがキレた。

私は相当な顔をしていたのだろう。
先輩が私を見て、めっちゃにやけた顔をしている。
「はい、資料。じゃあ、そーゆーわけで。」
さっさと追い出そうとする私に向かって、奴は言った。

「ねえ?時間ある?ちょっと聞きたいことがあるんだ。」

今、このシチュエーションで、仕事の話を出されて「いやだ、帰りたい」と言えるか?言えるわけないだろう!?

「少しならありますよ。」

一応答える。

「良かった~。実は、昨日作った資料なんだけどね・・・。ちょっと見て欲しいんだよね。」
奴が出してきたのは、プレゼン資料の

おい、さっき「ちょっと」って言っただろう?これのどこがちょっとなんだ?

しかし、奴のフット・イン・ザ・ドア・テクニックに引っかかったのは私だ・・・。
仕方がないから、チェックをする。
「この部分と、そこの部分は、××みたいに直したらいいですよ。流れが××だから、こうしたら?」
と適当に答えて終わらせる。
「いやあ、助かったよ。」

そりゃ、どうも。さあ、帰るぞ――。

私が鞄を持つと、奴は言った。
「あ、ついでにさ~。今の資料の加工の仕方を聞きたいんだけど・・・。」

おい、今何つった?まだ聞く気かよ!?

「PCは~?」
スティックメモリーまで出しやがった。こっちはとっくにPC電源切ってるんですけど。
「頼むよ~。帰りは駅まで送るからさ~。」
すげえ、粘り・・・。
この粘りこそが、奴の営業力とわかっているが、こっちに営業かけられるとかなりの迷惑だ。
「は~。はいはい。」
渋々渋々自分のPCを立ち上げる。

ちらりと、私の前のデスクを見る。
先輩、聞いてないフリしてキーボード叩いてますけど、顔が笑ってますよ?

PC立ち上げ、メモリーを読み込みデータを広げる。
「そうそう、これの加工がわかんなかったんだよね~。」
「だからー、これは××して、●●すればいいんじゃないですか?っていうか、メモとってます?」
「あ、とってない。」

とらなきゃ、あんた忘れるだろう??

「メモ出して・・・。今、すぐに・・・。(静かな怒)」

10分くらい講釈たれる。
「じゃあ、最初の質問は解決しましたね?」
「うん、わかった。で、あと、これをさー。もっとグラフィカルに変えてみたいわけよ?」
「はあ・・・。」
「どうやったらいい?」

ぶち。

最初の質問から始まって、すでに1時間くらい経ってるんですけど・・・。

「自分で少しいじってみたらどうですか?」
「えー、ちょっとでいいのよ。ちょっとで。教えてよ~。」

もはや、私は背もたれにもたれかかって、イヤ~な顔をしていたと思う(先輩目がマジ笑いだったし)。
オーラもかなりキレたものになっていたに違いない。
さすがの奴も、察したらしく、急に片づけを始める。

「あ、わかった・・・。あとは自分でやってみる。」
「そうですね。そうしてください。」(←低トーン)

「あ!大丈夫。俺、送って行くから。」(←明るくにっこり笑ってやがる)

あっっっったりまえだ!!

てめえ、今何時だと思ってんだよ(怒)!!

 *

車で駅まで向かう途中。
「家までどのくらいかかるの?」
「あー。1時間くらいかな?」
「大変だねえ。」

てか、今日はあんたのせいなんですけど!

駅に着く。

「送ってくれて、ありがとうございました~。」

私も伊達に営業やってるわけじゃない。
このくらいの社交辞令は言えるぞ。

「今日は助かったよ!お礼は、今度仕事で(俺が)助けるからな。じゃあ。」
ドアを閉めると、奴は走り去った。

アンタニ タスケラレルホド、アタシハ オチブレチャ イナインダヨ !!

嫌な奴にとられた時間は、その何倍もの時間、私を不快感に陥れる。
髪に、変なタバコ臭さがこびりつき、不快指数が更に増す。

秋風より冷たい感覚が私を襲っていた。

***

こんな、どうでもいい、私の職場SS読んでくれてどうもありがとうございます。
でも、ムカムカして帰ってきたけど、今日は、リョウコ様サイト情報にあったCSIのYou tubeを帰宅後に見て、萌え萌えしたから元気が回復したよ。
ああ、本当にブログやらサイトをやっていてよかった。
こんなブルーな気分をピンクやらオレンジの色に変えてくれるなんて、私は本当に良い趣味をお持ちだわ。
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