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FF12の矛盾や苦悩に満ち満ちたヒュムの子らしいアーシェやバルフレアが好きです。
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いやいや、週末は私も真剣に勝負に行って参りましたよ。

私のプライベートのことなんて誰も聞きたくねえだろう、と思うのですが、ブログを休む理由を書いておいて、その後を書かないのは、書き手の恥!と思って、ちょびっと報告なのですよ・・・。

▼▼▼

実は入社以来の仲間の一人が私の本命なんですが・・・。
お互い、ちょっと歩み寄ったりしたこともあったのですけど、何かタイミングを逃してやっぱり離れてしまって、結局各々彼氏や彼女をつくってしまって、片方フリーなら片方はそうではないとか、ずーっとすれ違っている感じの人がいたわけですね。
で、今はフリーらしいという情報があったのだけど、ちょっと迷っていたのです。

でも、変な話ですね、自分で二次小説なんか書いてるうちに、
「リアルな私がへたれでどうする!?」
という気分になってきたわけで・・・。
ここは、一つ、頑張ってみようと思いまして~。

でもって、頑張ってきました!

釣果あり♪ (←浮かれてます)
たとえ、この後、別れたとしても(おい!)、悔い無しだ!

ってわけで、読みたくない人は飛ばしてもらって全然OKですが、戯言につきあってくれる人だけ、職場SSつきあってやってみて下さい。
(面白くするために、若干、創ってみてはいますけど、あらかた事実に基づかせます。だから、完全に本当ってわけではないですよ。あくまで、小説レベルで読んでください!)

***

職場SS「あと10cm・・・。-その1-」

***

「出張続きだけど大丈夫?」
「いや、全然OKですよ!」

先輩に声をかけられ、私は、勢いある声で返答した。

先週、長期で地方に営業に出たんだけど、今週末に短期の出張が入ったのだ。
正直、出張が続くと身体にきつい。
出かける前にある程度仕事を片づけなくてはならないし、行ってからも色々気を使うし・・・。
でも、今回はちょっとだけ話が違う。
今度行く場所には、彼がいる。
同期入社の竹下だ。

一緒に働いたのは、入社してから2ヶ月だけ。
あとは、彼は地方に出てしまった。
でも、同期の仲間で、月に1度は集まって、飲みに行ったり、旅行に出かけたこともある。
彼とは、なぜだか馬が合った。
趣味が同じわけでもなく、出身地も異なるし、学生時代の活動内容もまったく違う。
でも、「こういう時にはこうしたいよね?」と、考える内容やタイミングが似ていて、コミュニケーションがストレスレスなタイプ。
そういうわけで、時々電話をしたりする間柄だったのだ。

入社してから1年後。
「一緒に舞台を見に行かない?」
と誘われて、出かけたことがある。
食事をして、舞台を見て、一緒に飲んで・・・。
楽しかったけど、その後、やっぱり電話のやりとりだけ。
そのうち、彼に彼女ができたという話を聞いた。
私もそのうち、つきあう人もできたりして、結局すれ違ったままだった。

あれから数年。
仲間同士で出かける数も減り、滅多に合うことがなくなった。
でも、今でも、困った時には、やっぱり電話をかけ合う仲であり、私にとっては頼れる人ではある。
彼に会うのは、実に1年ぶり。
1年前には、私にはつきあっている人がいて、悩みを聞いてもらったりした。
彼がそのとき、フリーだったかどうかはわからないが、半年前からフリーであることは噂で聞いた。
もしかしたら、今、好きな人がいるかもしれない。
私のことは、ただの同僚にしか思えないかもしれない。
でも、今回会えるチャンスを逃したら、会いに行く口実は、まず、ない・・・。
自分の気持ちを言ってみようと私は思っていたのだ。

***

月曜日。

夜、20分迷ったあげく、電話をする。

「もしもし、竹下さん?河合です。」
「あ、河合さん?久しぶりー。今度こっちに来るんだって?」
「うん、そう。例のごとく、営業です。お世話になるね。」
「いや、いいって。久しぶりに顔も見れるしさ。そういえば、最近、篠原どうしてる?」
「ああ、あいつね~―――。」

雑談を30分くらい続ける。
本当は、いつ言おうか迷っている。

- 二人で食事に行かない? -

でも、言い出すタイミングがつかめず、どうでもいい話を続けている。

「じゃあ、金曜日だっけ?気をつけて来いよ。」
「あ、竹下さん!」
「なに?」
「うーーーーんとね。あのねえ、ほら、あたし久しぶりに、●●市に行くじゃない?」
「そうだね。」
「せっかくだから、次の日に観光でもしようかなあって思ってるんだ。」
「ああ。」
「で、夜なんだけど、一緒にあなたと食事でもどうかなあって思ったんだけど・・・。」
「いいよ。」
「本当?」
「うん。ただ、俺は昼間仕事があるから、終わってから行くけどそれでいい?」
「うん、全然いいよ。」
「どこか行きたいとこある?」
「ええーっとねえ。そうだな、何がいいかなあ・・・。」

まずい!
誘うことばっかり考えてたから、何も考えてなかった!

「じゃ、当日までに考えておいて。それじゃあ。」
「わかった・・・。じゃあね。」

電話を切る。
心臓ばくばくしてる。
あー、もう何食べに行こうか?
とりあえずネットで調べておくとしよう。

***

水曜日。

調べてみたら、今の時期だから色々イベントもやってるみたいで、食事もいいけど、普通に観光したい気分になってきた。
特に、●●市でも著名な日本庭園のライトアップ!
紅葉は終わりかけだけど、ロマンチックでいいんじゃない?
 ↑
(一人で盛り上がり?)
ここは一つ、メールで聞いてみようかな。
あーでも、「ライトアップ見に行かない?」って、普通にデートに誘っているみたいで、やらしいかなあ?
(いや、誘ってるんだけどね・・・。)
もし、『何?あいつ急にどうしたわけ?』とか思われても嫌だしなあ~。
頭の中を色々な想いが錯綜する。
考えあぐねて、メールを打つ。

「今度の件だけど、しっかり食事するのと、綺麗なものを見に行くのとどっちがいい?」

あとから考えると<何言ってるの?>と思える内容だが、その日のアタシにしては、悩んだ末の文章だ。
うん、マジでセンス無し・・・。
夜、返信が入る。

「何?ゲイバーでも行こうってこと?別に行ってもいいけどさ。俺はどっちでもいいよ。好きな方にしたら?」

ちくしょー。
役者が一枚上手だったか・・・。
もう、いいや。
当日までに考えよう。

***

金曜日。

「こんにちはー。ご無沙汰してます~。」
「河合さん、久しぶりだねえ。」

●●市の支店を訪問。営業部長にまずは挨拶。
今日のスケジュールを説明する。
私は営業先を廻って、そのまま先方と食事をするので、支店の訪問は午前中だけ。
部長への挨拶を終えると、竹下がいるデスクへと足を向ける。

「竹下さん、久しぶり。」
「河合さん、ご無沙汰だね。今から廻ってくるの?」
「うん、出かけてくるわ。あ、それと、明日の件なんだけど・・・。」
「ああ。」
「ごめん、まだ決めてない。とりあえず仕事が終わる頃に、●●駅前でいいかな?」
「いいよ。じゃあ、仕事が終わったら連絡するから。6時半くらいでいい?」
「うん、OK。昼間は観光でもしてるよ。じゃあね。」

竹下と話を終えると、私は仕事に向かった。
その日、ホテルの部屋に戻ったのは、夜の12時。
明日のことを考えたいけど、眠くてとても無理・・・。
起きてから、考えることにして、とりあえずベッドに潜り込んだ。


-続く-
 こんな話、続けてしまって、すみません。
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