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『*シンキ ロウ*』サイトのブログmurmur(2007.11/2付け)にある、平田歌を聴いて参りました。
正確には、ワンピのサンジ歌なんですが、まあ、平田歌だから、バル歌みたいな気分で聴いてみたわけです。
久しぶりに、アーシェにのせて、感想書いてみる。
もし、よければ、人様のサイトですが、シンキロウのブログを読んで、歌を聴いてから、私のネタを読んで欲しい。(リンクありますから、どうぞこちらから←また、勝手なことを)
このSSは、ネタがわかるひとは、楽しめると思いますよ!!
正確には、ワンピのサンジ歌なんですが、まあ、平田歌だから、バル歌みたいな気分で聴いてみたわけです。
久しぶりに、アーシェにのせて、感想書いてみる。
もし、よければ、人様のサイトですが、シンキロウのブログを読んで、歌を聴いてから、私のネタを読んで欲しい。(リンクありますから、どうぞこちらから←また、勝手なことを)
このSSは、ネタがわかるひとは、楽しめると思いますよ!!
▼▼▼
SS 『百年の恋』
***
アーシェが自室に戻ると、すでに先客がいる気配がした。
「あら、先に来てるの?」
入り口から声をかけるが返事がない。
最も、自分の部屋に、こんなに気ままにはいる人間は限られているので、もとより不安は感じない。
部屋の奥にあるバスルームの方をみると、男物の衣服が脱ぎ捨てられているのが見えた。
どうやら、風呂に入っているらしい。
(着替えとか、持って行ってるのかしら?)
寝室から、ローブとタオルを適当に持ち、バスルームにむかって通路を進む。
「~~~♪」
何やら、歌を歌っているらしい。
随分機嫌が良さそうだ。
更に近づくと、声がはっきり聞こえてくる。
(・・・・・・。)
思わず、足を止める。
(え?)
「傷つかぬ距離感を誰もが保って~、無関心装ってはいーい人演じる~♪」
顔から血の気が一瞬引いた。
(誰?今歌っているの?)
そのまま、立ちすくんでいると、外で聴かれているとも知らず、彼は気持ちよく歌を歌い上げていた。
「手軽な愛や快楽なーら、そこらじゅうにあるけれど~、本当に手に入れたいものだけが、どうしてもみつからな~い~♪」
(バ・・・、バルフレア!あなたなの?)
日頃、あんな気取った態度でいるくせに、スマートに楽器とか奏でてるくせに・・・!
ちょっと、何よ、この歌いっぷり・・・。
“引く”のをとおりこして、笑っちゃうじゃない!!
堪えられなくなり、しゃがみこんで、タオルに顔を埋めて忍び笑いをしてしまった。
バスルームの君は、自分が聴いているとも知らず、まだ歌い続けている。
音がしないように、そっとバスルームのドアをあけ、タオルとローブを置いておいた。
***
「はー、さっぱりした。あれ、お前戻ってたわけ?」
バルフレアは、ローブをはおり、タオルで髪を拭きながらリビングに入ってきた。
アーシェは、努めて冷静に、コーヒーを飲んでいたが、まるで何事もなかったような顔をして、立っている彼を見ると、思わず一笑してしまった。
「なに、笑って・・・・。おい、お前、いつ戻ってきた!!」
「いえ、つい今さっきよ・・・。」
アーシェは目を合わせることができなかった。
目があったら、笑いが止まらなくなりそうだ。
「さては、お前聞いてたのか!?」
「え?何のこと?」
「とぼけるな!」
「知らなーい。」
***
百年の恋が冷めるか、温まるかは、聴者が判断することだ。
SS 『百年の恋』
***
アーシェが自室に戻ると、すでに先客がいる気配がした。
「あら、先に来てるの?」
入り口から声をかけるが返事がない。
最も、自分の部屋に、こんなに気ままにはいる人間は限られているので、もとより不安は感じない。
部屋の奥にあるバスルームの方をみると、男物の衣服が脱ぎ捨てられているのが見えた。
どうやら、風呂に入っているらしい。
(着替えとか、持って行ってるのかしら?)
寝室から、ローブとタオルを適当に持ち、バスルームにむかって通路を進む。
「~~~♪」
何やら、歌を歌っているらしい。
随分機嫌が良さそうだ。
更に近づくと、声がはっきり聞こえてくる。
(・・・・・・。)
思わず、足を止める。
(え?)
「傷つかぬ距離感を誰もが保って~、無関心装ってはいーい人演じる~♪」
顔から血の気が一瞬引いた。
(誰?今歌っているの?)
そのまま、立ちすくんでいると、外で聴かれているとも知らず、彼は気持ちよく歌を歌い上げていた。
「手軽な愛や快楽なーら、そこらじゅうにあるけれど~、本当に手に入れたいものだけが、どうしてもみつからな~い~♪」
(バ・・・、バルフレア!あなたなの?)
日頃、あんな気取った態度でいるくせに、スマートに楽器とか奏でてるくせに・・・!
ちょっと、何よ、この歌いっぷり・・・。
“引く”のをとおりこして、笑っちゃうじゃない!!
堪えられなくなり、しゃがみこんで、タオルに顔を埋めて忍び笑いをしてしまった。
バスルームの君は、自分が聴いているとも知らず、まだ歌い続けている。
音がしないように、そっとバスルームのドアをあけ、タオルとローブを置いておいた。
***
「はー、さっぱりした。あれ、お前戻ってたわけ?」
バルフレアは、ローブをはおり、タオルで髪を拭きながらリビングに入ってきた。
アーシェは、努めて冷静に、コーヒーを飲んでいたが、まるで何事もなかったような顔をして、立っている彼を見ると、思わず一笑してしまった。
「なに、笑って・・・・。おい、お前、いつ戻ってきた!!」
「いえ、つい今さっきよ・・・。」
アーシェは目を合わせることができなかった。
目があったら、笑いが止まらなくなりそうだ。
「さては、お前聞いてたのか!?」
「え?何のこと?」
「とぼけるな!」
「知らなーい。」
***
百年の恋が冷めるか、温まるかは、聴者が判断することだ。
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